マットレスのクリーニングの頻度は?値段と口コミ、保管方法まとめ
布団は丸洗いしたりクリーニングに出したりするけれど、マットレスは掃除機をかけたり布用の消臭スプレーを吹き付ける程度ですませることが多いと思います。でも、その程度ではすっきりキレイにできるわけではありません。
やっぱりマットレスもクリーニングに出すのがオススメ。マットレスなんてクリーニングに出したことがないから、なんだか面倒そうだし高いんじゃないの?と不安に思いますか?
今回は、マットレスのクリーニングについて頻度や値段の相場など、さまざまな疑問にお答えしたいと思います。
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マットレスをクリーニングに出す頻度とタイミング
マットレスをクリーニングに出す頻度は、最低でも1年に1回がオススメだといわれています。もちろん、ひどく汚してしまった場合はその都度出すべきでしょう。
でも、マットレスは布団や毛布と違って気軽にクリーニング出せるものではないですよね。パッと見て汚れが確認できなかったら、1年に1回出すのも「まだいいんじゃない?」と思ってしまうかもしれません。シーツもかけているし、マットレスに直接寝ているわけではないから、そんなに汚れないと見てみぬふりをするのは危険ですよ。
シーツをかけていても、寝ている間にかいた汗をすべて吸収することはできません。汗はシーツを通してマットレスに染み込み、汚れるだけでなく湿気をたっぷり吸ってしまうので、カビやニオイの原因になったりダニを繁殖させることになってしまいます。
そんなマットレスでは気持ち悪いですよね。アレルギーのある方なら、寝ることでどんどん症状が悪化してしまいそうです。ですから、マットレスも定期的なクリーニングが必要、ちゃんとお手入れすることで気持ちよく眠ることができますよ。
マットレスをクリーニングに出したらどのくらいで帰ってくる?
クリーニングに出すのはいいけれど、出したらいつ帰ってくるのかが問題ですよね。マットレスの代わりがあればいいのですが、予備がある家は珍しいのではないでしょうか。マットレスなしで寝る?それはちょっと・・・。
でも大丈夫、そんな心配は無用です。なぜなら、マットレスのクリーニングはクリーニング店に持ち込んだり取りに来てもらうのではなく、業者さんに自宅まで出張してもらい作業を行うからです。
ハウスクリーニングなど、マットレスクリーニングの業者が自宅まで出張し、当日中に仕上げてもらうことが可能。作業時間はマットレスのサイズや汚れ具合にもよりますが、2時間~3時間程度が目安になります。ただし、これは片面の場合で、両面洗浄するのならこれに1時間程度プラスされます。
また、作業する日の温度や湿度によって乾燥する時間にも差が出たり、オプションをつけることで作業時間も前後します。
マットレスクリーニングの流れ
自宅まで出張してもらいクリーニングするマットレス。2時間~3時間の間にどのような作業が行われるのでしょうか、見ていきましょう。
1.床や壁の養生
マットレスクリーニングは水を使用するため、壁や床が濡れないようにまず養生を施します。
2.掃除機でゴミやホコリを吸い取る
マットレス表面のゴミやホコリを掃除機で吸い取ります。
3.スチーム洗浄
洗浄液でスチーム洗浄し、ダニを死滅させます。スチームは汚れを浮かせ落としやすくする効果もあります。
4.バキューム洗浄
洗浄液を吹き付け、浮き上がってきた汚れと洗浄液を吸い取ります。シミや汚れがある部分は念入りに、すっきりと落としてくれます。
5.乾燥
温風が出るブロワーでマットレスを乾燥させます。
6.養生を外して原状復帰
後片付けした後、移動したものなどを元に戻して完了です。
ざっとこのような流れになりますが、ブロワーでの乾燥はマットレスを完全に乾かすことが難しいので、作業の後はエアコンのドライ機能や除湿器などで乾燥させます。
マットレスをしっかり乾燥させるには、寝かせたままではなく壁に立てかけた方が通気性が良くなり、早く湿気を逃がすことができます。大きなマットレスだったり腰に不安のある人なら立てかけることは難しいかもしれませんが、可能なら試してみてください。
クリーニング後に限らず、定期的にマットレスを立てかけて湿気を逃がすことはオススメです。こうすることでカビやダニの発生を防ぐことができるでしょう。
マットレスのクリーニングの値段の相場
マットレスクリーニング、値段はいくらくらいなのか気になりますよね。業者によって差はありますが、片面の場合でシングルなら8,000円~15,000円、セミダブル・ダブルで10,000円~20,000円程度です。2つ以上同時に依頼することで、割安になるサービスがある場合もあります。
オプションで抗菌消臭加工や血液のシミ洗浄などがあり、汚れが広範囲である場合には追加料金が必要になる場合もあります。また、あまりにも汚れがひどかったり、カビが広範囲に生えているなどクリーニングしても除去できないような状態であれば、依頼しても断られることもあります。
最近では低反発マットレスを利用している人も多いですが、こちらは一般的にクリーニングを断られることが多いようです。ベッドのマットレスと比べて薄くて軽く、持ち運ぶのも不可能ではないのですが、水洗いが難しいため断られるということです。しかし、中にはそんな低反発マットレスを、特殊なクリーニングで洗うことができる業者さんもいるので、条件が合うのならお願いしてみてはいかがでしょうか。
マットレスのクリーニングの出し方と注意点
マットレスクリーニングの、出し方と注意点について説明します。
クリーニング可能なマットレスなのか確認する
マットレスといっても種類は色々、素材によってはクリーニングが難しい場合もあります。業者によっても断られる可能性がありますから、お願いしたいマットレスに対応してくれるのか、まず最初に確認しておく必要があります。
シミや汚れ、破損箇所の確認
気になるシミや汚れは、しっかりと落としてもらいたいですよね。事前にシミや汚れチェックしておいて、写真を撮っておけばクリーニングしてもらったことでどの程度落ちているのか確認できます。
また、穴が開いているなど破損している箇所がないかもチェックしておきます。クリーニングを行ったことで穴が開くなど破損した場合は、保証してもらえることがあります。
ベッドパッドやカバーは外しておく
マットレス本体をクリーニングしてもらうのですから、上にかけてあるベッドパッドやカバーは業者さんが到着する前に外しておきましょう。業者さんはプロなので、外すのを忘れてそのまま作業することはないと思いますが、もしそのまま作業を行うとベッドパッドやカバーが傷んでしまう可能性があります。
室内を片付けておく
クリーニングするのがマットレスなので、その上だけ片付ければ良いと思うかもしれません。でも、業者さんはいろいろと作業道具を持ち込み作業するので、それらを置くスペースを確保することも必要です。また、作業の妨げにならないよう、動かせるものは他の部屋に移しておくことがオススメですね。
まとめ
マットレスは定期的にクリーニングしましょう!
・マットレスをクリーニングに出す頻度は最低1年に1回
・マットレスクリーニングは持ち込みではなく自宅で作業
・作業時間はマットレスの片面で2時間~3時間程度
・クリーニングの値段相場は片面で8,000円~20,000円程度
・一般的には断られる低反発マットレスも業者によってはOK
・クリーニング可能なマットレスなのか事前に確認
・事前にマットレスのシミや汚れ、破損箇所をチェック
作業は1日で完了するので、いつ戻ってくるのか心配しなくても大丈夫。業者によって料金や作業時間に違いがあるので、調べて自分の都合に合わせてくれる業者を選ぶようにすると良いですね。
1年に1回しっかりクリーニングしてもらい、シミや汚れ、ダニの心配もない清潔なマットレスで快適に睡眠を取りましょう。